春光堂 鹿児のもち




春光堂 鹿児のもちとは
春光堂は兵庫県加古川にある大正11年に創業したお菓子屋さん。
今では「加古川」という漢字を書きますが、元々は「鹿児河」だったんです。
景行天皇が播州印南野氷の丘より四方を望まれた折、氷の河の下流の大洲の形が、「鹿の児の如し、この地を鹿児と呼ぶべし」という言葉を残し、鹿児河となったと伝えられています。
そんな川の名前に由来する言い伝えからできたのが今回紹介する「鹿児のもち(かこのもち)」。
写真では見にくいのですが、鹿児のもちの中心にひとすじ入っているのは、上記の由来である鹿の背すじが表現されています。
第21回全国菓子大博覧会では裏千家家元賞受賞を受賞した加古川の名物です。
春光堂 鹿児のもちを食べてみて
材料は砂糖、餅粉、水飴のたった3つ。
厳選した餅粉を使い、あっさりとやわらかく仕上げられています。
食感はふわっと、もふっとなんとも可愛らしいお餅。
HPには「ほたほた」という言葉で表現してあるのですが、言葉で表現するのが難しい食感です。
中には何も入っておらず、お餅のみを味わうというとてもシンプルなお菓子。
優しい甘さが口いっぱいに広がりますよ。
地元ではお祝い事などで用いられるそうで、紅白やよもぎの鹿児のもちもあります。
食べたらきっとこのお餅の虜になること間違いなしです。
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