手土産の渡し方マナーまとめ。訪問先に渡す手土産で気をつけたいこと

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友人や知人宅への訪問、また実家への帰省にさいには手土産を持っていくのではないでしょうか。

そんなときに気になるのが手土産のマナーです。

事前の準備や相手に渡すタイミングなど、考え出したら色々浮かんできます。

いまは昔ほど形式ばらずに、カジュアルなスタイルで他人を訪問するようになっていますよね。
そうはいっても、マナーの基本をおさえておくのは大事なこと。

なぜならマナーの心得があれば、相手に喜んでもらえる訪問ができ、それがお互いにとっての思い出につながるからです。

それでこのページでは、手土産の基本的なマナーを知りたい方に向けて、手土産の意義や事前の準備、また渡し方などを紹介していきます。

手土産を持っていくことにはどんな意義があるの?

手土産を訪問先に持っていく意義

手土産とは、他人を訪問するときに持っていくちょっとした物、挨拶に添える贈り物といえますね。
持参することで、相手への気持ちを伝えられますし、親睦を深めることにもなるでしょう。

こんな気持ちを伝えられますよ。

  • いつもありがとう!(日ごろの感謝)
  • 会うのを楽しみにしてたよ!(招いてくれたことへの感謝)
  • 今後ともよろしくお願いします!
  • 美味しいお菓子をシェアしたい!

例えば、実家を訪問する際に手土産を持参することで、「普段なかなか顔を合わせることができないですが、いつも感謝しています」という思いをあらわせます。

また友人を訪ねるのであれば、「美味しいお菓子をあなたと一緒に食べたい!」という気持ちを伝えることができますよね。

手に土産と書くわけですから、ちょっとしたものでいいのです。
挨拶に添える贈り物という感覚で、手土産を持参しましょう。

謝罪やお詫びの場合の手土産

手土産を持っていくといっても、謝罪やお詫びの場合は少し意義が異なります。
感謝をあらわすためでも、プレゼントするためでもありません。

持参した物で問題を解決するのではないことを覚えておきましょう。

まずは謝罪をして、それが済んでから最後の最後に、謝罪に添える形で渡します。

昔の人も土産を持参していたの?

いまでは当たり前になっている手土産ですが、そもそもいつごろ始まった風習なのでしょうか?

残念ながら、その始まりを正確に知ることはできません。

それでも、昔から人を訪問する際には、手みやげを渡していたようです。

例えば1569年、宣教師ルイス・フロイスが織田信長を訪ねた際に、南蛮菓子「金平糖(こんぺいとう)」をはじめ幾つかの贈りものをしたことが、歴史の資料からわかっています。

フロイスは地元の名物を贈ることで、織田信長に「南蛮の名物をご賞味ください、どうぞよろしく!」と伝えたかったのかもしれませんね。

いずれにしても、人を訪問するときに贈り物をとおして相手への気持ちをあらわしていたことがわかります。

ちなみに、これと関係があるのかどうかはわかりませんが、室町時代(1336年~1573年)以降に、漢字で「土産(みやげ)」と書くようになったそうですよ。

のし紙の種類と書き方

ここからは、実際に手土産を渡すことを考えて、のし紙選びから相手に渡すまでの一連をみていきましょう。

贈り物が決まれば、次に考えるのが「のし」です。
必ずしも手土産に必要ではありませんが、あらたまった場の挨拶には「のし」をかけます。

最近では、のしと水引きがプリントされた「のし紙」を使用するのが主流になっています。

ここでは4つの「のし紙」を紹介しますね。

のし紙の種類

紅白花結び

▼結婚以外の慶事用に使用できます。

のし紙 紅白花結び

もっとも目にする頻度が多いのし紙と言えるかもしれませんね。お歳暮やお中元にも使えますよ。
それ以外では、例えば引っ越し時の挨拶で手土産を渡すときにも、紅白花結びを使用するのがいいでしょう。

紅白結切り

▼結婚関連のお祝を贈るさいはこちら。

のし紙 紅白結切り

結婚祝のお返しや引き出物を贈る際に使用します。

赤金結切り

▼病気のお見舞いで訪問するさいにはこちら。

 

のし紙 赤金結切り

病気や怪我などのお見舞いでは、一般的にのしをつけずに贈ります。

のし無し藍銀結切り

▼こちらは弔事用。

のし紙 藍銀結切り

訪問先の宗教がわからない場合は、共通して使える上記の「のし無し藍銀結切り」を使用します。

表書きと名前の書き方は?

使用するのし紙を選んだら表書きと名前をかきます。
「何と書いたらいいのだろう?」と悩むところですね。

さきほどの4つのなかから2つを選んで、表書きの例を書いてみました。

▼「御挨拶」は色々なシーンで使えますよ。

表書き 御挨拶

季節の贈り物であれば「お中元」「お歳暮」とするのがいいでしょう。

名前をフルネームで書くと、正式な挨拶という感じになりますね。

▼病気の方を訪問するときは「御見舞」「お見舞」。

表書き 御見舞

こちらもフルネームがいいでしょう。

家族同士のお付き合いがあるときは、家族連名で書いても良いです。
そのさいは、家族の主の氏名を真ん中に書き、それ以外は名前だけを左側に書きます。

手書きをする場合は、ボールペンではなく筆ペンで書きましょう。

紙袋や風呂敷が必要

のし紙をかけて表書きを書いたら、あとは持っていくだけですね。

でもここでもちょっと気になることが。
「何に入れていけばいいのだろう?」と考えるかもしれませんね。

紙袋が便利でいいですが、あらたまった場であれば風呂敷に包んでいくのがマナー。

そこで、かしこまった場所に贈答品を持参するときに使える、「平包み」の包み方を写真つきで紹介します。

簡単にできますので、覚えておくと便利ですよ。

平包み

▼1. のしが左側になるようにして、中央に贈り物を置く

風呂敷 平包み 贈り物を真ん中に置く

▼2. まず手前からかぶせます。風呂敷の先端は箱の下にいれます。

風呂敷 平包み 手前からかぶせる

▼3. 左側をかぶせます

風呂敷 平包み 左側からかぶせる

▼4. 右側をかぶせ、角を整えましょう

風呂敷 平包み 右側からかぶせる

▼5. 最後に向こう側からかぶせ、先端を下に入れたら完成です!

風呂敷 平包み 向こう側をかぶせる

あらたまった場で使える「平包み」は、簡単なので便利ですよ。

渡すときには風呂敷から出してくださいね。

手土産の渡し方とタイミング

贈り物を準備して、いよいよ訪問です。
覚えておきたいのは、渡すのは「部屋に通されて正式な挨拶をしたあと」ということ。

玄関先で靴をぬぎながら、「あっ、これどうぞ」なんてことをしないように注意!

どんな部屋に通されるかを事前に知るのは難しいですよね。
それで、2つのケースを想定しておきましょう。

手土産を渡すタイミング

和室に通された場合

  • 座る席~下座に座るのがマナー。
    床の間と出入口が離れている一般的なつくりでは、床の間の前が上座です。
    床の間がなければ、出入口から一番遠い席が上座、近い席が下座と覚えておきましょう。
  • 渡すタイミングと渡し方~和室の場合は正座をして相手に挨拶。
    正式な挨拶を終えた後に、紙袋や風呂敷から取り出して渡します。
    畳をするようにして相手に差し出すか、あるいは両手に持ち相手に渡しましょう。贈り物が相手の正面に向くように気をつけてください。

洋室に通された場合

座る席
下座に座るのがマナー。
出入り口からもっとも遠い席が上座、近い席が下座です。

渡すタイミングと渡し方
和室とは違い、立って正式な挨拶をします。
その後、手土産を両手に持ち、贈り物を相手の正面に向けて渡しましょう。

* * *

「座る位置、渡すタイミング、渡すときの贈り物の向き」この3つをおさえておけば大丈夫ですよ!

渡す時の言葉や挨拶

手土産を渡すときに、さすがに黙って差し出すわけにもいきませんよね。

「はい」や「どうぞ」では味気ない。
何か一言添えて渡せば、印象がグッとよくなります。

こんな言葉はいかがでしょうか。

定番

  • 「よろしければ」
  • 「ほんの気持ちですが」
  • 「ご家族の皆様で召し上がって下さい」

選んだ理由や相手への気持ちをこめて

  • 「季節限定なので、ぜひ〇〇さんに食べてもらいたくて選びました」
  • 「地元の〇〇を使用したお菓子で、美味しいと評判なんです」

受け取る相手の気持ちを考えて、ポジティブな言葉を添えましょう。

ただ、お詫びとして手土産を持参するときは、添える言葉は異なります。

あくまでも謝罪のために訪問しているわけですから、手土産が目立つような言葉は控えたいですね。
「よろしければお納めください」などの謙虚な言葉がいいでしょう。

シチュエーションがどうあれ、どんな言葉を添えるにしても、決まり文句として使わないように注意したいです。

心の中にあるものが言葉として出るので、まずは相手への気持ちを確かめてみましょう。
そうすれば、自然とそれにあう自分の言葉が出てきますよ。

のし紙選びから渡し方や言葉にいたるまで、相手のことを考えた一つ一つの丁寧さを、喜んでもらえるでしょう!

謝罪時の手土産マナー

さいごに

「本当にいい訪問だったなあ」。
そう相手に思ってもらえるのは本当に嬉しいことですよね。

そのためにも、基本的な手土産のマナーをおさえておくのは良いことです。

  • 手土産の意義を考える
  • のし紙を選ぶ
  • 表書きと名前を書く
  • ふさわしい入れ物に入れる
  • タイミングよく一言添えて渡す

以上、5つを頭の片隅に置いて訪問してくださいね。

相手を思いやる気持ちでその場に応じた振る舞いをすれば、きっと喜んでもらえる訪問ができるでしょう!

おまけ:シチュエーション別 手土産の渡し方とマナー

OMIYA!ではシチュエーションごとに、手土産やマナーについて書いていますので、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

引っ越し時の挨拶

転勤や進学などで他の地域へ引越したときに考えるのが、ご近所さまへの「挨拶」ではないでしょうか。
引越し時の挨拶マナーや持参する手土産について知っておけば、周りの人たちと良い関係を築くのに役立ちますよ。

参考:引っ越し時のおすすめ手土産まとめと知っておきたい挨拶マナー

ホームパーティーの手土産選び

ホームパーティーやクリスマスパーティーにお呼ばれした時、どんな手土産を持っていくべきか悩んだりしませんか?
カジュアルなパーティーでの、手土産選びについて気を付けたいことを紹介しています。

参考:ホームパーティやクリスマスパーティの手土産は何?イベント別のおすすめお土産まとめ

正月の義実家への帰省

義理の実家に帰省するのは、いくら仲が良くても少なからず気を遣うものですよね。
お正月のお土産に関するマナーや、自分の実家以外に訪問する際の注意点を知っておけば、安心して帰省できるでしょう。

参考:お正月に義実家へ帰省するときは手土産を持っていこう!新年のご挨拶におすすめのお土産まとめ

年始の挨拶回り

実家や親族、また仕事の取引先への挨拶など、年始はなにかと気をつかう場面が多いですよね。
ビジネスにおける年始回りの手土産のマナーついて取り上げています。

参考:年始の挨拶には手土産に何を持っていったらいいの?選ぶポイントとおすすめの手土産まとめ

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この記事を書いた人

嶋田 コータロー

嶋田 コータロー

兵庫県在住のおみやげライター。 1都4県&モンゴルでの生活をとおして、地のモノを味わう楽しみを覚えました。 OMIYA!では全国各地のお土産を発掘し、魅力的にご紹介したいと思います! すべて自分で食べ・撮り・書いています。

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