埼玉県東松山市「夢菓子工房ププリエ 本店」老舗洋菓子店のこだわりやおすすめお菓子を伺いました

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埼玉県東松山市にある洋菓子店「夢菓子工房ププリエ 本店」を取材させていただきました。

お店の売れ筋やシェフおすすめケーキ、今後発売予定のお菓子など、ププリエの魅力をたっぷりお届けします!

(取材日:2017年11月22日)

夢菓子工房ププリエについて

洋菓子のかくれた激戦区、埼玉県。

最近では「埼玉スイーツ」としてテレビで特集されるなど、注目を集めていますね。

そんな埼玉スイーツを語る上でかかせないのが、埼玉県内に4店舗をかまえる人気洋菓子店「夢菓子工房ププリエ」です。

ププリエは東松山市にある本店のほかに、北本市・嵐山町・エキュート大宮(JR大宮駅構内)にそれぞれ支店があります。

1978年創業と、洋菓子店としてはかなりの老舗。開店以来およそ40年にわたり埼玉県の洋菓子業界を支え続け、県内にはププリエで修行された方が開いたお店もたくさんあるんです。

そんなププリエの二代目シェフ・大橋圭さんにこの度インタビューをさせていただきました。創業当時からのこだわりや新たな取り組み、おすすめのお菓子など、たくさんお話を伺うことができましたよ。

店名の由来は”ポプラの木”

――さっそくですが、店名「ププリエ」の由来について教えてください。

大橋さん(以下:大橋)「ププリエ」は、フランス語で”ポプラの木”という意味です。ポプラは幹がまっすぐ上に伸びることから、お店が継続的に発展するように、という願いが込められています。

――なるほど、お店のロゴに付いている木のマークはポプラの木だったんですね。

大橋:はい。僕はまだ生まれたばっかりだったので直接は知らないんですが…創業当時、父である初代シェフとその家族が、フランス語でお店の名前によさそうな言葉はないかと探していると、たまたま見つけた「ププリエ」というワードが気に入って付けたと聞いています。

「ププ」の部分の発音がかわいいじゃないですか。意味はもちろんだけど、語感で付けたというのが大きいと思いますよ。

――ププリエ。たしかに発音すると楽しい気分になってきます!
そういえば、本店にはカフェスペースがあるんですね。

大橋:本店と嵐山店はカフェスペースを設けています。ご近所の方だけでなく、わりと遠方から来てくれるお客様も多くて、「せっかく来たからここで食べていこうか」という方もいらっしゃいますね。

▼10席ある本店のカフェスペースでは、ショーケースから好きなケーキを選び、コーヒー又は紅茶とともにその場でいただけます。ケーキ1個セット(好きなケーキ1つ+ドリンク)780円、ケーキ2個セット(好きなケーキ2つ+ドリンク)1,080円(税込)。

こだわりは”手作り”と”豊富な品ぞろえ”

――お店のこだわりを教えてください。

大橋:「作りおきしない」をモットーに、生ケーキだけじゃなく焼き菓子なども、作りたてを提供するように心がけています。

焼き菓子はあえて”脱酸素剤”を入れてないんですよ。脱酸素剤を入れるとたしかに日持ちはするんですが、お菓子の香りや水分なんかも吸ってしまうんですね。しっとり感とかおいしい匂いも失われてしまう。だから日持ちがごく短い一部の商品をのぞいて、入れずにお出ししています。

あとは「できることは手でやりたい」という気持ちがあって、これだけの商品がありますが、なるべく手作りでがんばってます。本店ですと生ケーキが常時26〜28種類、焼き菓子30種類以上。マカロン、チョコレートももちろん自家製です。

――商品の種類、多いですよね。ケーキ屋さんでチョコレートを置いてるのって珍しい。
現在、パティシエさんは何人くらいいるんですか?

大橋:僕を含めて7名です。4店舗分を全てここで作っているので、7名でも大忙しです。

フランス伝統菓子に新たなスパイスを

――ププリエのケーキはどんなラインナップですか?

大橋:伝統的なフランス菓子をベースに、それにアレンジを加えた新しいケーキも各種取り揃えています。

他のお店と比べると、チョコレートを使ったものが多いかもしれません。僕自身、初めて働いたお店がチョコレート屋さんだったんです。なのでチョコレートを扱うのはすごく好きですね。

――創業当時からある定番商品はどれですか?

大橋:サバラン、ケーゼなどです。レアチーズケーキのケーゼは、形は変わってますが実は昔からあるものなんです。あとは焼き菓子だとパンド・ジェンヌでしょうか。

▼サバランは、ブリオッシュ生地にシロップを染み込ませたフランス伝統のお菓子。ププリエのサバランは、注文時にラム酒かアプリコットのリキュールを選べ、その場でかけて仕上げてくれます。ちなみにシェフの一番好きなケーキだそうです。

――反対に、ここ最近できたおすすめ商品は?

大橋:ケーキだと「抹茶アメール」ですね。今まで和素材を使ったケーキは、うちではあまり売れなかったんですが、この抹茶アメールはなかなかの人気。お客様に受け入れてもらえたかなという手応えを感じてます。このケーキにも抹茶味の”チョコレート”が使われているんですよ。

――焼き菓子で新作はありますか?

大橋:はい。焼きドーナッツ「Pの穴」を最近発売しました。焼いているのに揚げたドーナッツみたいな食感に仕上がったと思います。

――Pの穴、食べました。すごくおいしかったです!名前がユニークですがどういう意味が?

大橋:ププリエ(PEUPLIER)の頭文字「P」の穴の部分って意味です。ドーナッツの穴を眺めていたら、だんだんPの文字に見えてきて、これでいくか!と。(笑)

――お店の売れ筋商品というとどれになりますか?

大橋:ショートケーキ、シュークリーム、モンブランなどの定番がやはり人気です。誰でも好き嫌いなく食べられるので、だいたい皆さんひとつは買っていきます。モンブランには「和栗・チリ産の栗・フランス産の栗」と、3種類の栗をブレンドしたこだわりのマロンクリームを使っているんですよ。

あとはホールケーキが意外と売れますね。お誕生日や記念日だけじゃなく、そのままポーンと買っていかれるパターンも多いんです。

――なるほど、ホールケーキがたくさん並んでいてびっくりしましたが、そういうことなんですね!

チョコレートの新作、開発中!

――今までで作るのに苦労したお菓子はありますか?

大橋:「ショコラ・ショコラ」かな。これはもともとは「チョコが大好きな子どもにあげるケーキを」と、知り合いに頼まれて作ったケーキだったんです。

ムース・クリーム・ガナッシュ。チョコレートを使って、食感の違う3層を組み合わせたケーキにしたくて。
パティシエって、出来たてをそのまま味見して「これでいける!」って思うんですけど、お客さんは冷蔵庫に入ってたものを食べるじゃないですか。そうすると出来たてとは食感がだいぶ違っちゃうんですね。

冷蔵庫から出してすぐにおいしく食べられるような、ガナッシュとクリームの柔らかさの調整にちょっと苦労しました。その分思い入れも強いケーキです。

――今後作ってみたい、または開発中のお菓子は?

大橋:インドネシアのバリ島産チョコレートを使った、生チョコとボンボンショコラを開発中です。

バリ島でカカオが作られ始めたのってごく最近なんです。チョコレートはコーヒーみたいに、土壌による個性が強く出るんですが、バリのチョコレートは酸味が強めで力強い味。味わいがすごく気に入ったので、おいしいチョコレートに仕上げたいと思います。楽しみにしていてください。

地元とコラボしたユニークな取り組み

――そういえば、クリスマスはケーキ以外に、ちょっと変わったお菓子があるんですよね?

大橋:はい。東松山のお隣、吉見町の”吉見百穴”で寝かせた「エイジングシュトーレン」です。

――あの吉見百穴で!?どうしてあの場所を使おうと思ったんですか?

▼吉見百穴は、岩山の斜面に多数の穴があいた珍しい遺跡。穴の内部は一定の温度に保たれ、夏でも涼しい空間。一部ではヒカリゴケが自生し、国の天然記念物にも指定されてます。

大橋:ずいぶん前に他のお店で「洞窟で寝かせたシュトーレン」っていうのを食べたらすごくおいしくて。しばらく忘れていたんですけど、ちょうど吉見百穴の前を通った時に「穴いっぱい空いてんじゃん!」って。(笑)
それで吉見町役場にお願いしたら、すぐOKしてもらえました。役場の方も協力的でありがたかったです。

――穴で寝かせると味って変わるんですか?

大橋:それがぜんぜん違うんです。シュトーレンは熟成させることによって味が馴染んでいくんですけど、冷蔵庫だと温度が低すぎて、熟成が進まない。穴の中の温度だとちょうどいい具合に熟成が進んで、すごくおいしくなるんです。

おすすめのOMIYA!を教えてください

夢菓子工房ププリエ マカロン 開封後

――おみやげ向きのお菓子を教えてください。

大橋:イチオシはやっぱり「マカロン」でしょうか。フランス伝統菓子のマカロン、味違いで全10種類をご用意しています。10個入り、6個入りは専用の箱がありますよ。

マカロンはとにかく見た目がかわいくて、”見た目だけ”なんて思われがちですが、しっかりと味にもこだわっています。

マカロンの味の決め手となるアーモンドの粉「アーモンドプードル」を、うちではアーモンドを粒のまま仕入れて、お店で粉にして使っています。アメリカのノンパレル種というアーモンドと、イタリアシシリー産のアーモンド、2種類を合わせて使ってるんですよ。

ノンパレル種はクセのない味、シシリー産はビターな香り。ノンパレルだけだとそっけない味だし、シシリーだけだとクセが強すぎるので、合わせることによってバランスのいい味に仕上がってます。

――アーモンドプードルをお店で作ってるなんて初めて聞きました!わりと普通なんでしょうか?

大橋:個人店だとやってるところは少ないかもしれません。「できることは手でやりたい」っていうお店のこだわりのひとつですね。

アーモンドプードルも、粉で買うと窒素ガスが充填してあったりして、そこにアーモンドの香りがもっていかれちゃうんです。お店で粉にすると、素材のおいしさをまるごとお菓子に入れ込めるのがいいところですね。

参考:夢菓子工房ププリエ マカロンの記事はこちら

――ほかに、おみやげ用でおすすめはありますか?

大橋:ケーキより日持ちするものだと、ミニタイプのチーズケーキ「ほろほろチーズ」、チョコがけバームクーヘン「ポプラの切り株」、レーズンサンドの「サブレノルマンディー」などがありますね。

あとは、箱入りの焼き菓子セットがおすすめです。

大橋:こちらで詰め合わせたものをいくつかご用意していますが、好きなお菓子を選んでオリジナルの詰め合わせを作っていただくのも楽しいですよ。箱も焼き菓子も種類がたくさんあるので、贈る相手に合わせて選べます。リボンの色も選んでいただけます。

――箱だけじゃなくリボンも選べるなんて嬉しい…!焼き菓子の種類多くて迷っちゃいますね。シェフはどれが好きですか?

大橋:個人的にはクッキー系がけっこう好きですね。大きめのチョコがごろっと入った「パレショコラ」、クッキー生地の間にくるみ入りキャラメルを挟んだ「エンガーディナー」とか。あとはブラウニーも、素朴でくるみがたっぷり入っておすすめです。

――最後に、OMIYA!をご覧の方にメッセージをお願いします。

大橋:本店は国指定史跡である吉見百穴や松山城からもほど近いので、遺跡観光の帰りなどにぜひ立ち寄っていただければと思います。

また、駅構内にあるエキュート大宮店は、手みやげを買うのに便利です。こちらも気軽に立ち寄っていただきたいですね。

こだわりのケーキやチョコレート、焼き菓子をたくさん揃えてお待ちしています!

――大橋さん、ありがとうございました。

夢菓子工房ププリエの商品を詳しく知りたい方へ

夢菓子工房ププリエ サブレノルマンディー 中身の写真

OMIYA!では、夢菓子工房ププリエの各商品を食べてみた感想を記事にしています。

このページをきっかけに興味を持っていただけたなら、それぞれのお菓子についてもチェックしてみてくださいね。

夢菓子工房ププリエ 本店へのアクセス

夢菓子工房ププリエ 本店は、東武東上線・東松山駅より徒歩15分のところにあります。車の場合は、東松山バイパス(国道407号)からほど近く、関越自動車道・東松山ICから約10分。

駐車場は、お店の向かって右手の細道を入った先にあります。

店舗情報

夢菓子工房ププリエ 本店

  • 住所:埼玉県東松山市松本町 2-1-60
  • 電話番号:0493-23-7565
  • 営業時間:9:30~20:00
  • 定休日:なし
  • 公式ホームページ:http://peuplier.jp/

夢菓子工房ププリエ 北本店

  • 住所:埼玉県北本市中央3-73-1 タジマビルH号室
  • 電話番号:048-592-6519
  • 営業時間:10:00 〜 20:00
  • 定休日:火曜

夢菓子工房ププリエ 嵐山店

  • 住所:埼玉県比企郡嵐山町菅谷647-6
  • 電話番号:0493-62-8795
  • 営業時間:10:00 〜 20:00
  • 定休日:火曜

夢菓子工房ププリエ エキュート大宮店

  • 住所:埼玉県さいたま市大宮区錦町630 大宮駅構内
  • 電話番号:048-650-8771
  • 営業時間:[月~土]8:00~22:00 [日・祝]8:00~20:30
  • 定休日:なし
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この記事を書いた人

山田 美穂

山田 美穂

1983年群馬県生まれ、埼玉県北本市在住。地域情報ブログ「北本日記」を夫婦で運営。とにかくおいしいモノが大好きで、全力でおいしさを表現するグルメレポを得意としています。
エコール辻東京卒、「第2回全国ふるさと甲子園」公式ブロガー、日本紅茶協会ティーアドバイザー、日本スペシャルティコーヒー協会コーヒーマイスター。

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