埼玉県「十万石 行田本店」独占インタビュー おすすめ商品や十万石まんじゅうの秘密を伺いました

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埼玉県行田市にある菓子店「十万石(じゅうまんごく) 行田本店」を取材させていただきました。

十万石のおすすめ商品や、十万石まんじゅうの秘密など、インタビューを交えてくわしくご紹介します。

十万石について

「風が語りかけます…うまい、うますぎる!」

十万石まんじゅうのテレビコマーシャルで流れているこのフレーズ。埼玉県民なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

埼玉一有名なおまんじゅう、十万石まんじゅうを製造しているのは、行田市に本社・工場を置く「株式会社 十万石ふくさや」です。

創業当時からつくられている十万石まんじゅうをはじめ、最中・どら焼きといった昔ながらの和菓子や、和洋折衷のお菓子、現在では生ケーキなどの洋菓子まで幅広く取り揃えている菓子店。

店舗の屋号を「十万石」とし、埼玉県を中心に、38の店舗があります。

なかでも行田本店は、江戸様式の蔵づくりが目を引く趣きのある店構え。なんと建物自体が国の登録有形文化財に指定されているんだそう。

今回は、そんな十万石 行田本店の店長、石井伸也さんにお話を伺いました。本店の様子やお店のおすすめ商品、十万石の魅力をたっぷりお届けします。

(取材日:2017年10月14日)

本店は「蔵づくり」が目印です

―― まずはこちら、本店の建物について教えてください。

石井さん(以下:石井)国の登録有形文化財に登録されているこの建物は、明治16年に建てられました。今年で134歳ということになりますね。

もともとは呉服屋として使われており、その後”足袋蔵”を経て、現在の十万石の店舗になりました。梁や屋根の瓦の雰囲気が「今の時代にはなかなかないよね」と、お客様にもご好評いただいています。

蔵というのは、一年間の温度差が少なくなるように設計されているんですね。呉服、足袋の保管はもちろん、おまんじゅうや生菓子にとっても、いい状態で商品をキープできるということで、ピッタリの建物だと思っています。

―― 本店のある行田はどんなまちですか?

石井:行田市はさまざまなところに、蔵などの文化財が点在しています。川越ほど1ヶ所にまとまってはいませんが、昔ながらの街並みを残した地域のひとつですね。

埼玉(さきたま)古墳群や、映画「のぼうの城」の舞台にもなった忍城(おしじょう)など、歴史的な見どころがたくさんあるので、観光で訪れる方が多いんですよ。

ちょうど今年は行田が「足袋のまち」として日本遺産に選ばれ、行田の足袋屋を主人公にしたドラマ「陸王」も始まりました。行田に注目が集まるいい機会かなと嬉しく思っています。

 

▼店内には自由に利用できる休憩スペースが設けられています。行田に観光に来たお客様に、ほっと一息ついてもらいたいという思いで用意された場所だそう。セルフサービスでコーヒーや黒豆茶が頂け、購入したお菓子をその場で食べることもできます。

埼玉を代表するおみやげになるように

―― 十万石は、埼玉にまつわるお菓子が多いですよね。

石井:はい。埼玉の県名はもともと、行田のさきたまという地名が由来だとも言われています。そういったこともあり、「さきたま」や「彩の国」といった、埼玉を表す言葉を付けたお菓子をたくさん作っています。埼玉のおみやげとして親しんでいただきたいという思いも込められています。

―― 具体的にはどんな名前のお菓子がありますか?

石井:そのままズバリの「彩の国さきたま」や「幸たま(さきたま)カスタード」「さきたま餅」「彩の国ぽてと」などですね。

そのほか、古墳にちなんだ「はにわさぶれ」や、忍城をかたどった「浮城サブレ 忍城」も、地元のおみやげにと作った商品です。

米一粒、小豆一粒にこだわっています

十万石まんじゅう 中身の写真

―― 十万石のお菓子のこだわりについて教えてください。

石井:一番こだわっていることと言いますと…やはり「素材へのこだわり」でしょうか。米一粒、小豆一粒にかける熱い思いから、素材にとことんこだわった商品づくりをしています。

十万石まんじゅうに使われているのは、北海道十勝産の大粒小豆と新潟産こしひかり。高額でなかなか手の出せない原材料をがんばって仕入れ、厳選された素材でひとつひとつ丁寧にお菓子にしていくというのが、創業以来変わらないこだわりですね。

(参考:十万石まんじゅうの記事はこちら

 

―― 十万石まんじゅうといえば「うまい、うますぎる!」というフレーズが印象的ですが、この言葉はどこから生まれたんですか?

石井:「うまい、うますぎる!」というのは、行田に創業し1店舗しかないときに、十万石まんじゅうの箱や包装紙の絵を描いてくださった板画家、棟方志功先生のお言葉です。単純においしいというだけではなく、「行田名物だけにしておくにはうますぎる、もったいない」という意味が込められています。

(参考:十万石と棟方志功先生との出会いについてくわしくはこちら(公式サイト)

―― なるほど、そんな意味があったんですね。でも、本当においしいですよね。

石井:ありがとうございます。私も「うますぎる」と言っていいと思います。特に出来たての味は格別です。十万石まんじゅうは、生地に山芋を使った「薯蕷(じょうよ)饅頭」と呼ばれるおまんじゅうなんですが、生地のモチっとした食感を一番楽しめるのが出来たての時なんです。

現代の技術では、賞味期限をもっと長くすることもできますが、なるべく出来たてのおいしさを味わっていただきたくて、5〜6日と短めに設定しています。

十万石まんじゅう「焼印」の秘密

―― 十万石まんじゅうに特別な焼印があるって本当ですか?

石井:はい、「十万石」以外にも、実はいろんな焼印があるんです。「敬老」「七五三」、節分の「鬼」などの行事用や、お祝いごとに使える「祝」「寿」の文字など。こちらは3日前からの予約でお買い求めいただけます。

「祝」は結婚式の最後に配るプチギフトとして使う方がよくいらっしゃいますね。

また、毎月10日の「十万石 お菓子の日」には、季節の花を焼印したおまんじゅうを販売しています。

 

▼毎月10日は「十万石 お菓子の日」。月ごとに変わる花の焼印が押されたおまんじゅうのほか、季節の和菓子セット「旬の菓子揃い」や、季節の果物を使ったフルーツタルト「旬のトルテ」を販売しています。(旬の菓子揃い・旬のトルテは要予約)

―― 他にも珍しい焼印はありますか?

石井:埼玉にまつわる映画やドラマとコラボした焼印も多数作っています。

映画「のぼうの城」の登場人物の名前を入れた「のぼうの城五人衆 十万石まんじゅう」や、ドラマ陸王とコラボした「陸王 十万石まんじゅう」。過去には秩父を舞台にしたアニメ「心が叫びたがってるんだ」の「ここさけまんじゅう」などもありました。

焼印は、うちが作っているものと、企業さんや個人のご依頼で作ったもの、合わせて300本ほどあります。

実は焼印はひとつひとつ手で押しているんですよ。1秒押してしまうと焦げてしまうので、1秒押さないくらいの微妙な職人技が必要です。

 

▼取材時はちょうど「陸王」の初回放送前日だったため、「陸王 十万石まんじゅう」を買うことができました。

「陸王 十万石まんじゅう」は十万石全店で、ドラマ放送期間中の日曜日に店舗販売(販売日以外も予約で購入可能)。行田市内の店舗では数量限定で、期間中毎日販売しています。

イベントの景品から生まれた「ストラップ」

―― そういえば、十万石まんじゅうの携帯ストラップがあるんですね。

石井:そうなんです。ストラップは「十万石まんじゅう」と「はにわさぶれ」の2種類があります。

十万石まんじゅうに関しては、現在のものが4代目です。最初はビニールに入らず硬い素材、それからビニールの包みに入れてみたり、プニプニとした柔らかい素材にしてみたり…試行錯誤を重ねて今の形になりました。

もともとはお正月の「初福くじ」というイベントの景品として出されたもので、お客様から「これ、買えないの?」というお声をいただき商品化することに。

小さい店舗では置いてない場合もありますが、全店で取り寄せ可能ですのでお気軽にお申し付けください。

 

▼十万石まんじゅうストラップは1つ500円(税別)。おまんじゅうはプニッと柔らかい素材で、ビニールの包みに書かれた文字まで細かく再現されています。あまりの可愛らしさに私もさっそく買って、スマホに付けました。

おすすめのお菓子を教えてください

―― 一番はやはり十万石まんじゅうだと思いますが、他におすすめのお菓子というと?

石井:当店のお菓子は、手みやげやお使い物としての利用が多いんです。なのでいくつかのお菓子を選んで詰め合わせを作りたいというお客様が多くいらっしゃいますね。カステラ、きんつば、最中などの和菓子が人気です。

また、最近では洋菓子にも力を入れています。和洋コラボレーションの「十万石ふろらんたん」や「和風さぶれ あん小町」はイチオシの商品です。

和菓子屋はやはりあんこ勝負!ということで、あん小町には十万石まんじゅうに使っているのと同じ、北海道十勝産の小豆を使用しています。

―― 和洋コラボ、おいしそうです!ちなみに、石井さんの個人的に好きなお菓子はなんですか?

石井:ホワイトチョコとチーズを練り込んだ「プレミアムケーキ」という焼き菓子が気に入っています。コクがあってとってもおいしいんですよ。プレミアムケーキはプレーンの他に、季節限定のものも出しています。

この秋はダイス状の栗が入った「栗つぶプレミアムケーキ」と、かぼちゃ入りハロウィン仕様の「かぼちゃプレミアムケーキ」を発売しました。季節限定の味も合わせて試してみてください。

―― 最後に、OMIYA!をご覧の方にメッセージをお願いします。

石井:歴史的名所が巡れる、今注目のまち「行田」へぜひ遊びに来てください。

おみやげ探しに、また、旅の途中の休憩に、十万石へお立ち寄りいただければ幸いです。

「うますぎる」十万石まんじゅうをはじめ、たくさんのお菓子をご用意してお待ちしています。

―― 石井さん、ありがとうございました!

おすすめのお菓子を食べてみました

今回のインタビューでご紹介いただいたお菓子を実際に食べてみました。今まで十万石では和菓子を中心に買っていた私ですが、洋菓子系もとてもおいしく、手みやげの選択肢が広がりましたよ。

十万石ふろらんたん

フランス菓子のフロランタンを和風にアレンジしたお菓子。土台のクッキー生地を特製の”最中”に変えており、最中のサクッとした食感と、キャラメルをコーティングしたアーモンドの香ばしい味わいが楽しめます。

参考:十万石ふろらんたんの記事はこちら

和風さぶれ あん小町

サブレ生地でこしあんを包んで焼き上げた和洋折衷のお菓子。中のこしあんには、十万石こだわりの北海道十勝産小豆を使用しています。しっとりと柔らかい食感が魅力。

参考:和風さぶれ あん小町の記事はこちら

プレミアムケーキ

十万石プレミアムケーキ 開封

生地にホワイトチョコレートとチーズを加えた焼き菓子。表面にホワイトチョコレートの粉を振って焼き上げているんだそう。深みのある赤い箱と金色の包装が華やかで、贈り物にもおすすめです。

参考:十万石 プレミアムケーキの記事はこちら

十万石の商品を詳しく知りたい方へ

OMIYA!では、十万石の各商品を食べてみた感想を記事にしています。

このページをきっかけに興味を持っていただけたなら、それぞれのお菓子についてもチェックしてみてくださいね。

十万石 行田本店へのアクセス

十万石 行田本店は、秩父線行田市駅より徒歩4分。国道125号線沿いです。車の場合は店舗脇から入り、お店の奥に駐車場があります。

▼駐車場の場所は写真左手「P」マークの奥。駐車スペースは7台ほどです。

店舗情報

  • 店名:十万石 行田本店(じゅうまんごく ぎょうだほんてん)
  • 住所:埼玉県行田市行田20-15
  • 電話番号:048-556-1285
  • 営業時間:8:30~19:00
  • 定休日:なし
  • 公式ホームページ:http://www.jumangoku.co.jp/
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この記事を書いた人

山田 美穂

山田 美穂

1983年群馬県生まれ、埼玉県北本市在住。地域情報ブログ「北本日記」を夫婦で運営。とにかくおいしいモノが大好きで、全力でおいしさを表現するグルメレポを得意としています。
エコール辻東京卒、「第2回全国ふるさと甲子園」公式ブロガー、日本紅茶協会ティーアドバイザー、日本スペシャルティコーヒー協会コーヒーマイスター。

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