思い出のご当地おやつ 〜おばあちゃんち編〜

鳩サブレー 開封後

子どものころ、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行くのが楽しみだった…そんな記憶はありませんか?

その先で出された食事やおやつは、ふだんとはまた違う、思い出深いものだったのではないでしょうか。

この記事では、筆者の「祖父母にまつわるおやつの思い出」を紹介したいと思います。

おばあちゃんちが楽しみだった子ども時代

私の実家は群馬県高崎市です。

母方の祖父母は同じ高崎市内、父方の祖父母はお隣り前橋市と近くに住んでいて、子ども時代は月に2、3度どちらかの家に泊まりに行っていました。

孫である私としては、チヤホヤしてくれる祖父母の家は居心地良く、泊まりに行くのがとても楽しみでした。

祖父母としても、かわいい孫が遊びに来るということで楽しみに待ってくれていたように思います。

まさにWin-Winの関係。

いや、両親もたまには子どものいない静かな時間を過ごしたかったと思うので、Win-Win-Winの関係ですね!

そんな楽しいお泊り先での、ご当地お菓子の思い出です。

ハイカラおばあちゃんの「鳩サブレー」

父方の祖母は、東京生まれのいわゆる”ハイカラ”な女性でした。いつもおしゃれに気を遣い、朝食やティータイムにはFAUCHONの紅茶を淹れてくれる、エレガントなおばあちゃん。

そんな祖母がいつもおやつに用意してくれていたのが、鎌倉銘菓「鳩サブレー」です。

鳩サブレー 中身

おやつの時間になると、仏壇の下の戸棚から大きな黄色い缶を取り出し、この鳩サブレーを1枚ずつ、姉と私に手渡してくれます。

缶にはいつもたっぷりの鳩サブレーが入っているものだから、鳩サブレーが湧き出てくる魔法の缶なのでは…と思っていたほど。

「頭と尾っぽ、どっちから食べようー?」なんてはしゃぎながら食べていたっけなぁ。

その可愛らしい見た目と優しい味わいに魅了され、5歳ほどにしてすっかり「鳩サブレーファン」になっていました。

今思えば、なぜ群馬で鳩サブレーなのか、不思議ですよね。

来客の多い家だったので、お客様用に常備していたのかも。

はたまた、子どもが喜びそうなお菓子として、祖父母がわざわざお取り寄せで買っておいてくれたのかもしれません。

発売当時から「ハイカラなお菓子」として評判だった鳩サブレーは、ハイカラなおばあちゃんのイメージにぴったりです。

 

もうひとつ、よく出してもらったお菓子が「北海道・トラピスチヌ修道院のガレット」だと記憶しているのですが、調べてみても同じものは見つかりませんでした。

トラピストクッキーとはまた違うんです。「那須トラピストガレット」が一番近いでしょうか。

鳩サブレーもガレットも、バターの風味豊かで紅茶との相性がバツグンなんですよ。

 

ちなみに祖父の方は、あんことおせんべいが大好きな緑茶党。夜のお茶タイムは緑茶とおせんべいが定番でした。

おやつと夜でいい感じにバランスがとれてましたね。

おせんべいは前橋発祥の「七福神あられ」をよく食べていました。

七福神あられは、7つの味があるひとくちサイズのおせんべい。食べ比べをしたりして、小さい頃から味覚が鍛えられていたかも。

七福神あられ 中身の写真

群馬の定番「磯部せんべい」と「旅がらす」

いっぽう母方の祖父母は、群馬生まれの群馬育ち。

会話は上州弁たっぷり、今でいう「ネイティブグンマー」でした。

祖母は料理上手で、群馬の郷土料理「おっきりこみ」や手作りのおはぎなんかをよく作ってくれました。

そんな庶民的なおばあちゃんがおやつに用意してくれていたのが、磯部せんべい。

いつも上州弁でこんな感じに勧めてくれます。

「はぁお腹すいたんべぇ、磯部せんべいあるからいっぺぇ食べりー。」(訳:もうお腹がすいたでしょう、磯部せんべいあるからいっぱい食べなさい。)

磯部せんべいは群馬県安中市にある磯部温泉が発祥の、温泉水を使って作られる甘いおせんべいです。

OMIYA!には2つの磯部せんべいが記事になっていますよ。

薄くてサクサク軽い食感、素朴な甘さの磯部せんべいは、飽きのこないおいしさでいくらでも食べられました。

 

そして、磯部せんべいの進化版ともいうべきお菓子が「旅がらす」。こちらも定番のおやつでした。

旅がらす 中身の写真

旅がらすは、磯部せんべいの間にバニラ風味のクリームを挟んだお菓子。

和洋コラボのお菓子は当時は画期的で、”群馬版ハイカラおやつ”といってもいいかもしれません。

 

ちなみに七福神あられは、母方の祖父母宅でもよく登場しました。もはや群馬県民(特に前橋、高崎界隈)のソウルフードですね。

自宅用だけでなく、手みやげとしても便利に使われていましたよ。

七福神あられ 外装

群馬の星「ハラダのラスク」が登場

時は過ぎ、私が高校生になったころでしょうか。おばあちゃんちのおやつにニューフェイスが現れます。

それがガトーフェスタハラダのシュガーラスク「グーテ・デ・ロワ」。

グーテ・デ・ロワ グーテ・デ・ロワ 中身

グーテ・デ・ロワは群馬では「ハラダのラスク」と呼ばれています。

「グーテ・デ・ロワ」と呼ぶ人を未だかつて知りません、ハラダのラスクがしっくりきますね。

今では都内の百貨店で行列ができるほどの人気商品で、群馬のものと知らない人も多いらしいのですが、発売当初は群馬県民の間でたくさん食べられていました。

自分で買うというよりは、ちょっといいお使い物として人からいただくことが多かったです。どこからかもらったハラダのラスクが、どこの家にもある感じ。

祖父母の家にもだいたいいつも、ハラダのラスクがありました。今までのお菓子に加えて、気づけば定番おやつの仲間入りを果たしていましたよ。

最初に食べたときは「なんとおいしいお菓子だろう」と感動した覚えがあります。

当時はまだ”ラスク”というものがあまりメジャーではなかったので、新鮮味もありました。

その後、グーテ・デ・ロワにホワイトチョコをかけた「グーテ・デ・ロワ ホワイトチョコレート」が発売され、そのおいしさに群馬県民がざわつくことに。

グーテ・デ・ロワ ホワイトチョコレート 中身の写真

このころには私は東京に出ており、祖父母の家に行く機会が減ってしまっていたので、たまに遊びに行くときには手みやげとしてハラダのラスクを買っていくようになりました。

 

こうして振り返ってみると、子どものころに食べていたお菓子は今でも大好きで、思い入れがありますね。

おじいちゃん、おばあちゃんと楽しく食べた思い出も重なり、特別な存在となっています。

あなたの子ども時代の定番おやつはなんですか?

久しぶりに食べてみると、懐かしい思い出が浮かび上がってくるかもしれませんよ。

紹介したお菓子一覧

今回紹介したご当地お菓子の記事一覧です。

ガトーフェスタハラダについては、ほぼ全部のお菓子を食べたまとめ記事もありますので、ぜひあわせて読んでみてください。