「和菓子といえば豆大福」銀座甘楽のたっぷり詰まったこだわりのあんことは

「和菓子の中で一番好きなものはなに?」

そう聞かれると必ず「豆大福!」と勢いよく叫んでしまうほど豆大福が大好きです。

今回訪れたのは、お店のキャッチフレーズに「豆大福の店」と掲げられた「銀座甘楽(ぎんざかんら)」。

小豆のコク、絶妙な甘さのつぶあんがたっぷりと包まれた豆大福。

口の周りを白くしながら、大きな口で頬張ってしまいます。

このおいしさの秘密を知りたい!

銀座6丁目、コリドー通りにある銀座甘楽本店にて、銀座甘楽本店店長の高野さんにお話を伺いました。

豆大福で勝負する。強い思いで生まれた豆大福

――お店のキャッチフレーズは「豆大福の店」。やはり一番の人気商品は豆大福ですか?

高野:そうですね、一番の看板商品であり、特に思い入れの強い商品ですね。

豆大福はオープン当初から販売している商品。

創業からのこだわりで、「和菓子といえば豆大福!」という思いがあったそうです。

少しでもお店のアイキャッチになればいいなと、豆大福は店頭の全面に出しています。

甘楽 豆大福

――なるほど、強い想いのもと生まれた豆大福なんですね。お店はいつからあるのでしょうか?

高野:今年で12年目、都内を中心に11店舗構えています。

ですので、和菓子屋としては比較的歴史が浅く、これから頑張っていこう!というお店です。

いい原材料を使って、自分たちが追い求めるこだわりの和菓子を作りたい、という思いからスタートしました。

――こだわりの和菓子ですか…!ズバリ、そのこだわりを教えてください。

高野:銀座甘楽のこだわりは「あんこ」ですね。

中でも一番こだわりを持っているのが豆大福にも使われているつぶあんです。

甘楽 店内

自信を持ってお届けできるあんこだからこそ、銀座甘楽の商品の多くはつぶあんを使っています。

お菓子に使用しているあんこは北海道の羊蹄山(ようていざん)という山の麓の農家さんと直接契約しています。

――契約農家を探すまで大変だったのではないですか?

高野:そうですね、風味があってなおかつおいしいもの、さらに量もいるので、仕入れの量が安定している農家さんを探したと聞いています。

いくつもの農家さんを訪ね、あんこを炊いて試作し、ようやく現在の契約農家さんにたどり着いたそうです。

大福に使っているもち米は宮城県産のみやこがねを使用しています。

色々な品種を試し、行き着いたのが「みやこがね」なんです。

あんこはもちろんなのですが、素材は選び抜いた材料を使用しています。

日持ちは当日。それでもお土産として選ばれる豆大福

――豆大福で気になるのが日持ちが短いという点。やはり柔らかいうちに食べたいですよね。買われるお客様はどのような方が多いのでしょうか?

高野:銀座にある本店は唯一の路面店。

ランチの後のデザートに、とOLさんが買いに来たり、自宅用に買って行かれる方、様々なお客様に楽しんでいただけていると思います。

銀座という場所柄、外国人の観光客の方が食べ歩き用として買われることも多いですね。

甘楽豆大福

(参考:豆大福の記事はこちら

――東京駅構内のお土産売り場にも店舗がありますよね?

高野:実は東京駅は甘楽の中で豆大福が一番売れる店舗なんですよ。

――それは驚きました!

高野:一般的には「お土産」といえば日持ちがするもの、というイメージが強いと思います。

ただ、新幹線で東京から帰省する、どこかに行くという場合、買って帰った当日に食べることが可能です。

――なるほど、豆大福のおいしさが全国に届けられるのですね…!

高野:お土産としてはもちろん、新幹線の中で食べるというお客様もいらっしゃいますね。

さらに、豆大福のような自宅用、そして、贈答用や、お土産と全てのお客さんに対応できるように商品は幅広く用意しています。

どういう場面で使ってもらいたいか、というよりもお客さんが使いたい場面に合わせて買っていただけたらいいなと思っています。

地名のついた「銀六餅」や「東京餅」などは、お土産として使っていただいていますね。

甘楽銀六餅 中身

(参考:銀六餅の記事はこちら

銀六餅は本店が銀座6丁目にあるところから名付けられた名前です。

小さめのどら焼きなのですが生地には餅粉が入って普通のどら焼きよりもちっとした食感になっています。

もちもちで香ばしい生地の中には自慢のつぶあんをたっぷり挟みました。

日持ちのする商品の中で一番の人気の商品になっています。

ついつい手に取ってしまうかわいいデザイン

――お菓子や箱のデザイン、かわいい商品が多く、ウキウキした気分になります。

高野:ありがとうございます。お客様は30~40代の女性の方が多いです。

和菓子業界で見ると比較的若い方なんじゃないかなと思っています。

老舗の和菓子屋さんのように伝統がない分、何でも新しいことをできるのが弊社の良さであり強み。

例えば、りんごパイは女性のお客様をターゲットに作ったお菓子の一つなんです。

――パイの上に乗っている大きなリンゴが印象的です。さらに、中にはつぶあんが入っていて驚きました!

りんごパイ 中身

(参考:りんごパイの記事はこちら

高野:パイとあんこの相性ってすごくいいんです。

和菓子屋なので和をベースに少し洋の要素を取り入れて作りました。

コーヒーとも相性がいいですよ。

生菓子に比べ日持ちもするので、おもたせとしても使っていただいています。

――大きないちごが白あんに包まれたいちご大福も可愛らしく、とてもおいしそうです。

高野:甘楽のいちご大福は1年間ずっとある通年商品なんです。

「いちご大福ありますか?」という要望がとても多いので、通年商品になりました。

甘楽いちご大福

――いちご大福が通年商品とは驚きました。食べたい時に食べられてうれしいですね!しかし、いちごの調達など大変じゃないですか?

そうですね…。通常弊店のいちご大福は主に「とちおとめ」といういちごの品種を使っています。

ただ、どうしても生ものなので、気候によって取れないことももちろんあって…。

いちごの状態を見ながら、その時に一番いい状態の品種を使うようにしています。

大変ですが、お客様に喜んでいただけたらうれしいですね。

甘いもので楽しく幸せに。

――最後にこれからのお店の目標を教えてください。

高野:とにかくおいしいものをお客さんに提供できるように頑張っていこうと思っています。

銀座甘楽の店名には「甘いものでお客様を楽しく幸せにしたい」という意味。

それをコンセプトにこれからも新しいお店だからできることをやりながら和菓子を広めていけたらいいなと思っています。

原材料を選定するところから、素材の風味を最大限に活かせるような和菓子作りにこだわりをもって、おいしいものを提供したい。

だからこそ、「おいしい」といって買っていただけるお客様を大事にしていきたいですね。

――高野さん、ありがとうございました。

取材中もランチタイムのOLさん、観光中の海外のお客さん、買い物帰りのおしゃれな老夫婦など、様々な客層のお客さんがお菓子を買いにいらっしゃいました。

それぞれ違った用途で買いに来ていても、「甘く楽しい時間を過ごしたい」という目的は同じ。

銀座甘楽のこだわりのお菓子たちがもたらす幸せなひとときを味わってみてはいかがでしょうか。

甘楽のお菓子のまとめ

OMIYA!では、甘楽の各商品を食べてみた感想を記事にしています。

このページをきっかけにそれぞれのお菓子についてもチェックしていただけたらうれしいです。

銀座甘楽店舗情報

  • 住所:東京都中央区銀座6丁目2番先(銀座コリドー通り)
  • 電話番号:03-3573-2225
  • 営業時間:平日・土曜 10時~21時 日・祭日 10時~19時
  • 定休日:年中無休(年始を除く)
  • 公式ホームページ:http://www.kanra.co.jp/index.html