ホームステイや外国人へのお土産、どうする?経験者が伝える外国人に喜ばれる日本の手土産おみやげ(お菓子・食品)とマナー

自分、あるいは自分の子どもが海外へホームステイに行くときに、滞在先のホストファミリー宅に、なにか日本らしいおみやげを持っていこう・持たせようと思いますよね。

でも、文化も違う、食の好みも違う外国人、ましてや会ったこともない相手となると、なにをおみやげに持って行ったら喜んでもらえるのかよくわからなくて悩んでしまうことも。

一口に「外国人」と言っても、文化や食習慣はさまざま。絶対的な正解というものはありません。

それでも、できることなら相手の外国人に喜んでもらえる、おいしく食べてもらえるおみやげを渡したいもの。

そんな方に向けて、海外(アメリカ、オーストラリア)でのホームステイ、民泊体験(ニュージーランド)、そして日本に留学や旅行で来た外国人のホームステイ受け入れなどの経験があり、いろいろな国に友達がいる筆者が、外国人が喜ぶ日本のおみやげ(お菓子・食品)、外国人へのおみやげ選びで気を付けたいポイントを紹介します。

外国人の家にホームステイ

外国人のお宅を訪ねるときに持っていくおみやげについて

ホームステイなど、海外の外国人のお宅を訪ねるときに持っていくおみやげを選ぶ際、まず頭に入れておきたいのは、「日本のおみやげの文化や習慣は日本独自のものである。」ということです。

人様の家を訪ねる(しかも泊めてもらう)のであれば、それなりの高価な手土産を持っていくのが当然という風潮や、どこかへ旅行したときに職場や学校、近所のお家におみやげを配るのが一般的なのは、日本ならでは。

参考:手土産の渡し方マナーまとめ。訪問先に渡す手土産で気をつけたいこと

そのため、海外の外国人のお宅を訪ねるのに、あまりに高価なおみやげ・立派なおみやげは、相手が恐縮してしまう可能性があります。

手ごろな価格で、見た目で日本らしさを感じてもらえるものや、おいしく食べてもらえるものがいちばんです。

ちなみに、筆者は以前アメリカ・ワシントン州に子連れでホームステイをしたことがありますが、訪れる前にメールでおみやげのリクエストをきいたところ、こう言われました。

何も持ってこなくていいわよ。あなたたちが来てくれるだけで、もう私たちはすごく嬉しいんだから!(But really you don’t need to bring anything. we are so happy that you are coming.)」

外国人へのお土産 来てくれるだけでうれしい

外国(特にアジアの一部を除く国や地域)では、「おみやげを持参するのが一種の義務、付き合いでおみやげをもらうのも日常的」な日本とは異なること文化があることを頭に入れておくと、「やりすぎ」をせずに済みそうですね。

また、海外へはスーツケースに入れて持っていくことになるため、「ある程度日持ちがするおみやげ」「割れにくい・つぶれにくいおみやげ」「かさばりすぎないおみやげ」「重すぎないおみやげ」を選ぶとベター。

外国人におみやげを手渡すときのマナー

最近は使う人も少なくなってきたように感じますが、日本語では、おみやげを渡すときに使う「つまらないものですが……。」という表現があります。

これは、日本人同士であれば、「渡す人が本当につまらないものだと思って渡しているわけではなく、儀礼として言っている」と理解できますが、外国人にそのような表現をすると、「どうしてつまらないと思っているものを私にくれるのだろう?」言葉通りに受け取られるかもしれません。まわりくどい謙遜はしないほうが無難。

外国人へのお土産マナー

外国人におみやげを手渡すときのフレーズとしては、以下のような感じがポピュラーです。
にっこり笑って渡すと、なお良いですね。

  • “This is for you.” (これ、あなたに。)
  • “This is a present for you.” (あなたへのプレゼントです。)
  • “I hope you like it.” (気に入ってもらえる/お口に合うと良いのですが。)

ちなみに、おみやげのことを英語で「souvenir(スーベニア)」と言いますが、これは私たちのいう「おみやげ」とは少々意味合いが異なります。

お土産物店のことを”souvenir shop” “souvenir store” と言いますが、人を訪ねるときに持っていくおみやげ、旅先で買ったお菓子を職場に持っていくときのおみやげは、厳密にはsouvenirではなく、gift(ギフト)。

少し難しい話になりますが、souvenir という英語は、もともと「覚えるための、記憶に残すための」という意味のフランス語に由来するそうです。

旅先で訪れた場所を思い出す「よすが」となるような記念のものをsouvenirと言い、この場合、必ずしも買ったもの(おみやげ)である必要はなく、例えば、旅先の海岸で拾ったきれいな石もsouvenirと言います。

外国人に”This is a souvenir for you.” といってお菓子のおみやげを手渡しても意味は通じますが、souvenirよりgiftのほうがナチュラルだと覚えておくと良いかもしれません。

外国人が喜ぶおみやげの一覧

「外国人へのおみやげには日本らしいものを渡すほうがよい。」と思うあまり、洋菓子でなく和菓子に限定して選ぼうとしていませんか?

もちろん、和菓子も外国人へのおみやげにおすすめですが、世界中どこの国にもありそうなクッキーやチョコレートなどのお菓子であっても、日本のものは甘すぎなくておいしいと外国人に喜ばれます。

外国人(特に欧米人)はしっかりした甘さのものを好む人も多いですが、若い世代の人は甘すぎるお菓子より甘さ控えめでヘルシーなお菓子を好む傾向があるようです。

我が家にホームステイに来たアメリカ人の20代の女の子たちは、「日本のチョコレートやケーキは甘すぎなくていいのよね! アメリカのお菓子はどれも甘すぎるから、私は日本のお菓子(洋菓子)が好き!」と口々に言っていました。

以下に、外国人が喜ぶと思われるおみやげを紹介します。

KitKat 伊藤久右衛門ほうじ茶 内装

参考:KitKat 伊藤久右衛門ほうじ茶

キットカットは海外にもありますが、京都限定のほうじ茶味や、抹茶味(スーパーなどで買えるファミリーパック)は、海外では手に入りにくい日本ならではのフレーバーなので、喜んでもらえることでしょう。

また、キットカットを用意する場合は、専用サイトから買うこともできますよ。

▼キットカットショコラトリーはこちら▼

小倉トーストラングドシャ 開封した写真

参考:小倉トーストラングドシャ

外国人でも小豆(あんこ)が好きな人、好きでない人に分かれますが、この小倉トーストラングドシャはあずきの味は控えめで、和と洋がうまくミックスされたお菓子なので、おすすめです。高級感のあるパッケージも◎

をぐら山春秋

参考:をぐら山春秋(小缶)

日本らしいきれいなパッケージと、繊細で美しいおせんべいは、外国人にとても喜ばれます。

筆者もこの「をぐら山春秋」をアメリカのホストファミリーに持っていきましたが、「なんて美しいパッケージなの! アメリカにはこんなきれいな袋に入ったお菓子はないわ。」と、とても気に入ってもらえました。

キットカット抹茶味

そのほか、もう少し安価で手ごろなもの、ホームステイ先に持っていくのではなく現地で知り合った人たちといっしょにワイワイ食べられるものを持っていきたい場合は、スーパーマーケットで買える袋菓子もおすすめ。

前述の「キットカット抹茶味(ファミリーパック)」、「歌舞伎揚げ・みりん揚げ・揚一番などの甘辛醤油味の揚げせんべい」、「ブルボン プチシリーズ」、「蒟蒻畑(こんにゃくゼリー)」、「もみじまんじゅう」などが評判が良かったです。

無印良品でも手頃な値段でお菓子がたくさんありますよね。
参考:無印良品のお菓子は手土産に使える!シーン別おすすめのお菓子を紹介します

また、相手が大人でお酒を好きな方の場合は、小さなボトル入りの梅酒(plum wine)やスパークリング日本酒(sparkling sake)なども喜んでもらえることでしょう。

(ただし、未成年のお子さんは外国にアルコールを持ち込めないので、ホームステイに行く子どもにお酒を持たせるのはNGです。また、成人でも持ち込めるお酒の容量に制限があるので注意。)

外国人へのおみやげ選びで気を付けたいポイント

外国人

海外に住んでいる外国人におみやげを持っていくときには、以下のようなことに気を付けると良いですね。

  • あんこ(餡子)が好きな外国人も多いが、苦手な外国人は一定数いる。
  • 賞味期限(日持ち)がある程度長めのものを選ぶ。
  • 魚介類に関しては、匂いや見た目に注意。

国によっては、「魚の干物や佃煮(とくにシラスやちりめんじゃこのように目がついている魚)」や、えび一尾をそのまま姿焼きにしたようなおせんべいは、「見た目が怖い」と敬遠する人も多いようです。

食品の持ち込みに厳しい国へおみやげを持っていく場合は、持ち込み不可の食材が原料に含まれていないおみやげを持っていく

例えば、アメリカの場合は、ビーフエキスを含む食品や、フルーツの入ったお菓子は持ち込み不可。

食品持ち込みのルールは国ごとに異なり、また解釈も異なる場合があるので、ご自身でよくご確認くださいね。

相手が宗教上食べることができないと思われる食品は避ける

相手の宗教が分かっている場合、宗教の教義上食べることができないものをおみやげに選ぶのは避けましょう。

例えば、イスラム教徒は豚肉とお酒を食べることができないのは有名ですが、そのほか「ハラール(ハラール食)」と言われるルールがあります。

ゼラチンもハラールではないため、ゼラチンを使ったゼリー菓子もNGになるなど、いろいろと決まりごとがあるので、イスラム教徒の方におみやげを渡す際は気を付けましょう。

ベジタリアン、ビーガンの方には動物由来性原料を含むおみやげを避ける

おみやげを渡す相手が、ベジタリアン(肉などを食べない菜食主義者)、ビーガン(肉だけでなく、卵・牛乳・バターなどすべての動物由来性食品を食べない菜食主義者)とわかっている場合は、動物由来成分を含むおみやげは避けましょう。

肉そのものでなくても、ビーフエキス、ポークエキスなどがNGとなる場合もあります。

さいごに

以上、ホームステイや外国人の家に持っていきたい! 外国人が喜ぶ日本のおみやげ(お菓子・食品)の紹介、外国人へのおみやげ選びで気を付けたいポイントのまとめでした。

あなたが持って行ったおみやげを外国人が気に入ってくれ、それがおしゃべりのきっかけになったり、団らんのお供になりますように。

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